小学校受験倍率の高い小学校

小学校受験が必要な私立小学校は、東京には54校あります。倍率が高くなる入学試験として知られる国立大学付属の小学校、有名私立大学の付属小学校のほかに、入学希望が多い公立小学校として、東京では千代田区の番町小学校などが知られています。
小学校受験の倍率、小学校の偏差値について、受験塾などでも参考にしている小学校受験倍率ランキングなど、小学校私立初等学校、国立大学付属小学校の情報を見てみましょう。
小学校受験とは、私立小学校、国立大学付属小学校に入学するための試験を受けることを言いますが、受験と合格のための準備一般を指すこともあります。
小学校受験の内容は、学力のほかに行儀作法なども重視され、抽選も加わり、小学校によっては縁故や両親の社会的地位が影響する場合があると言われています。
小学校受験を行う小学校のうち、入学希望者が多く、受験倍率が高くなる小学校は、国立大学の付属小学校、有名私立大学の付属小学校などに多く見られます。私立大学の付属小学校の場合、中学から高校、大学まで、一般の入学試験を受ける厳しさがなくなるため人気が高くなる傾向があります。
小学校受験倍率の高い、私立有名大学の付属小学校としては、慶応義塾大学の幼稚舎、青山学院大学の初等科、学習院大学の初等科、成城学園大学の初等学校、成蹊大学の付属小学校、そのほか聖心女子学院初等科、日本女子大学付属豊明小学校、東洋英和女学院小学部、玉川学園小学部、早稲田実業学校初等部、立命館小学校、同志社小学校、関西大学小学校、南山大学付属小学校、関西学院初等部などがあります。
受験倍率の点では国立大学の付属小学校は極めて高く、小学校受験の準備は相当の期間と幼児教育が必要とされ、そのための財力も要求されることになります。東京学芸大学付属小学校、筑波大学付属小学校、大阪教育大学付属小学校、お茶の水女子大学付属小学校など教員を養成する国立大学の付属小学校に多く見られます。

小学校受験倍率と偏差値

小学校受験に関する偏差値については、偏差値の元となる一斉学力テストなど、信頼できるデータがないため、中学受験や高校受験、大学受験における偏差値、偏差値ランキングといった参考データはありませんでした。入学受験倍率が入試難易度を計る一定の基準となっていたのですが、2007年度に全国学力テストが復活しました。43年ぶりのことで、日本の子供の学力低下が経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査(PISA)によって指摘されたことを受けての実施となったものです。そして2008年も4月22日に、私立校の約半分と国公立校で実施されました。対象児童は全国の小学6年生と中学3年生です。この全国学力テストの実施が復活により今後のデータの取り扱いが注目されています。
入学試験倍率は、入学希望者数が合格者数の何倍あるかを示す比率で、競争率のことを言いますから、単純に数だけのことではありますが、入学希望者が多く集まる小学校は、受験準備を済ませた受験生が多いので、実質的な受験競争も比例して高くなると推測できます。
小学校受験倍率ランキングを国立大学付属小学校で見てみましょう。2007年度入試の東京都で、男女合わせた上位3校です。
東京学芸大学附属竹早小学校 65.9倍、
お茶の水女子大学附属小学校 60.6倍、
筑波大学附属小学校 26.3倍、
となっています。
小学校受験志願者数ランキングを私立小学校で見てみましょう。2008年度入試の東京都です。
男子
慶應義塾幼稚舎 1,369名、
早稲田実業学校初等部 903名、
暁星小学校 688名、
女子
慶應義塾幼稚舎 1,099名、
立教女学院小学校 719名、
東京女学館小学校 686名、
男女計
慶應義塾幼稚舎 2,468名、
早稲田実業学校初等部 1,476名、
成蹊小学校 908名
小学校受験倍率は、私立の場合、名目の募集者数と実際の合格者数が異なることが多いため、名目倍率でおおよその判断をすることになります。私立小学校の2007年度の受験倍率は、慶應幼稚舎(女子)で約20倍、早実初等部(男子)12倍、東洋英和11倍、学習院初等科(男子)10倍、暁星、立教女学館9倍とされ、受験倍率が2倍前後とみられる私立小学校には次のような小学校があります。
聖徳大学附属、横須賀学院、東星学園、自由学園初等部、昭和学院、和光鶴川、千葉日本大学第一、横浜英和、清泉、明星学園、日出学園、啓明学園初等学校、関東学院、相模女子大学小学部、成田高等学校付属、聖マリア、関東学院六浦、東京三育、浦和ルーテル学院、国立音楽大学附属、清明学園初等学校、帝京大学など。

お受験 小学校受験の内容と受験情報

小学校受験は幼児教育が注目されるとともに、1990年代初めに放映されたTBSのテレビドラマ、スウィート・ホームで当時の社会現象としての小学校受験が「お受験」という言葉に象徴され、流行語としてブームになったことがあります。
小学校受験の受験内容はどのようなものでしょうか。
東京の国立大学付属小学校の受験例で見てます。
小学校受験と言ってもすでに紹介したように、受験倍率は相当な高さで、国立大学付属小学校の、ほとんどが抽選を取り入れることになり2回行う小学校もあります。1次試験が抽選のところもあり、受験準備をしてきても抽選だけで終わってしまうこともあるわけです。学力、財力、運の3つがそろわないと晴れて入学までたどり着くことができない難関となっています。
小学校受験における抽選方法はいろいろ工夫されています。例えば、受験番号をそのまま抽選番号として先生がくじをひき、下2桁が同じ人がパス(25番が出たら、25,125,225,325,425,525,625がパス)としたり、同じ方法で、番号そのものをパスとしたり、あるいは先生が引いた番号からプラス60番までの数字がパス、といった方法などです。受験生が引く学校は1校です。
受験倍率の高い小学校受験を目指す家庭では、塾の検討も考慮することでしょう。
進学塾については、大手の専門塾へ通う生徒も多いですが、生徒との相性もあり一人で勉強する生徒もないわけではありません。専門進学塾では、1956年設立の伸芽会のほか、ジャック、こぐま会などが知られています。
小学校受験情報、私立小学校:
小学校受験に関連するホームページでは、私立初等学校情報として、東京私立初等学校協会のホームページが参考になります。
東京私立初等学校協会のホームページへようこそ、と題されたサイトには東京の私立小学校54校の情報が集められていて、すべての私立小学校の情報を見ることができます。
小学校によっては学校の様子を映像で見ることができる学校もあります。東京の私立小学校54校すべての情報、学校説明会の日程一覧が掲載されていますので、小学校受験を検討される方は学校選びの一助になるものと思われます。
小学校受験情報、公立大学付属小学校:
国立大学付属小学校(東京)の連絡先です。
東京学芸大学附属大泉小学校
〒178-0063東京都練馬区東大泉5-22-1 TEL03-5905-0200
東京学芸大学附属小金井小学校
〒184-8501東京都小金井市貫井北町4-1-1 TEL042-329-7823
東京学芸大学附属世田谷小学校
〒158-0081東京都世田谷区深沢4-10-1 入試案内番号TEL03-5706-2155
東京学芸大学附属竹早小学校
〒112-0002東京都文京区小石川4-2-1 TEL03-3816-8943〜8944
お茶の水女子大学付属小学校
〒112-8610東京都文京区大塚2-1-1 TEL03-5978-5873(事務室)
筑波大学付属小学校
〒112-0012東京都文京区大塚3-29-1 TEL03-3946-1391〜4

Copyright © 2008 お受験 小学校受験の倍率と偏差値